イギリス Advertising Standards Authority(英国広告基準局)が、
イギリスの苦情広告トップ10 を発表しました!
設立50周年を記念して、過去50年間に寄せられた
約43万件もの苦情を集計しての結果です。
さて、ワースト広告 1位 は
どの業界のものだったでしょう?
不人気の理由も当ててみて。
まずは 10 位のこちらから。
暴力シーンを含むため、閲覧注意。
これ、わたしも覚えてる。
2008年の Barnardo’s のもので、内容が CM としてはショッキングで、
突然 TV でこれが流れると胸が痛かった。
家庭内暴力、いじめ、ドラッグ…負の連鎖の悪夢が繰り返す。
個人的には、これが1位じゃないのが不思議です・・・。
そして9位。
二酸化炭素排出による気候変動に関するもの。
これがダメ?クレームの基準がさっぱり分からない。
あえて言えば、「子どもに罪悪感を植え付けるな」とか
「不必要に怖がらせるな」、とでもいったところでしょうか。
それか地球温暖化否定派のクレームか。
8位はヌードがらみ。
そして7位はこちら。
これも暴力シーン有りにつき閲覧注意。
ヴォルクスワーゲンの CM。
クレームが功を奏して21:00以降のみとの制限がかかったとな。
まあ、ねえ。確かに暴力シーンもあるし、
自分の分身が次々襲ってくるというイメージは子どもには怖いかも。
でもふつうに最近のアクションやサイエンス・フィクション映画の
スタンダードレベルな気もするけれど。
そして6~4位は宗教関係・堕胎。
そしていよいよトップ3。
まずは3位から。
閲覧注意 – 動物虐待のシーンが含まれ(?)ます。
Paddy Power という賭け屋の2010年のもので、
「目の不自由なひとを侮辱するものだ」や
「動物虐待を奨励してる」など1313件のクレーム。
2位は広告自体というよりも企業姿勢に問題があったケースなので割愛。
そして待望の1位!
ワースト CM は…あなたも知ってるあの企業のものです。
ケンタッキー・フライド・チキンのジンガー・チキン・サラダの
2005 年のテレビ CM 。
なんと苦情の 1671 件がこれに関してのものだったというです。
え~~~っ。
どんな過激なCMかとわくわくしてたのに、肩すかし。
クレームのほとんどが
「こどものマナーの悪化を助長する」
というものだったそう。
そんぐらい家で躾けようよ
思いのほか真面目な親御さんが多いんだな。
そういや日本でも、お茶漬けをずずーっと音を立ててかっ込む CM が
「美味しそう」派と「お行儀悪すぎ」派に分かれてたっけ。
CM に対する苦情の内容や件数、順当だと思います?
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