イギリスのTVや街でピエロのような真ん丸な red nose(赤い鼻)を見かけるようになったら、それは2年に一度の Comic Relief の季節。
Comic Relief
この Comic Relief は、エチオピアの飢饉をきっかけに、1985 年にコメディ脚本家の Richard Curtis によって設立されたイギリスの慈善団体。
『最後の1ポンドに至るまで、チャリティによせられた寄付金はチャリティのためだけにつかう』
という “Golden Pound Principle” の信念に基づき運営されており、人々の善意が確実に慈善活動に注ぎ込まれる仕組み。スタッフ給与などの経費はスポンサー企業や寄付金の利息から賄われるシステム。
Red Nose Day とは?
“Red Nose Day” はそのメインイベント。
普段から慈善に対する意識が高くてチャリティが日常生活にさりげなくとけ込んでいるイギリスだけど、この日ばかりは国をあげてのお祭り状態でドンチャン騒ぎ。
そこにいたるまでにも各地でいろんなイベントが催されますが、なんといっても山場はこれ。
サポートするひとはシンボルであるこのダンゴ鼻グッズを車につけたり身に着けたりしてその意を表明します。
TV では BBC・CBBC を中心に多数のセレブが無料出演。
「笑いとともにたのしく募金運動!」
をモットーに、コメディやパロディを中心とした番組編成。
一緒に楽しむ
2009 年は Dr.Who で大人気の David Tennant がライブショーの司会をつとめ、”The Royle Family” ・ “What’s occuring?” の Nessa と Brynn を中心とした “Gavin and Stacey” ・ “The Catherine Tate Show” ・ “Little Britain USA” (Robbie Williams が特別出演するらしい!) などの特別編・・・と、笑いの祭典!
3月13日(金)はお見逃し無く。
この日にイギリスにいるというラッキーなあなた。
せっかくの大っぴらにバカになれる日、一緒に red nose をつけて募金活動に協力しましょう?
寄付はイベントを通じてもできますが、直接 Red Nose Day 公式ホームページからでもOK。
「時間が無い/イベントはちょっと恥ずい…」
なひとは、TK Maxx(アウトレット・ショップ)で売っている Stella McCartney デザインの Tシャツを着て、ポップにサポート!
慈善活動をお祭りにして盛り上がる感覚っていいよね。
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