『イギリス英語失敗談 (3)』には後日談があります。
あまりの拒絶反応がトラウマとなり、その日以来、
日本語で「クッキー」とは言えても
英語で “cookie” とは怖くて言えなくなってしまったわたし。
月日は流れ、4年後のある日。
場所は中東のサブウェイ(アメリカ大手サンドイッチ店チェーン)。
邪鬼は駐車場の車の中でこどもたちと待機していて、
店内には店員1人とわたしと後ろに並ぶカップルだけ。
家族分のサンドイッチの注文を済ませ、
(あ、デザートも買わなきゃ)と棚を見ると
おいしそうなチョコクッキーが。

Oh, and can I have…
と言いかけ、胸がキュッとして固まった。
イギリスならば、無条件で “biscuits” と言うところ。
でもそこは 第三国 で、
いろんな英語ごちゃまぜ圏。
そして最悪なことに、ディスプレイされているクッキーの前には
でかでかと “cookie” の札
が掲げられている。
どっ…どーしよー…?!?
いろんな思いが頭の中を交錯する、
長くて短い2秒。
腹をくくって言ってみた。

…two of those biscuits, please?
“cookie” の札を完全無視。
ブツを指差しつつ注文。
「え、何?」風に、顔をしかめる店員。
後ろからも、「???」な気配が。
あ~、やっぱ止めときゃよかった。
でももう遅い。
こういうときは、落ち着き払ったフリ。

Two chocolate biscuits, please.
指差しも手伝って「ああ、これね」的に
店員さんがクッキーを棚から取り出してくれる。
今のわたしはまさに、
『メニューを勝手に読み換える 迷惑な客』。
最悪・・・ orz
で、
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