クッキー後日談(2)

手早くお会計を済ませ、
近くにあったテーブルの上でお釣りを確認。
うん、あるある。

さ、『迷惑な客』はさっさと退散しましょ。

後ろにいたカップルの旦那さまのほうは、
わたしの隣のテーブルで奥様を待ってる。
縦にも横にもでかい、たぶんアメリカ軍人。

嫌だな、この人、わたしのこと変人だと思っただろうなあ…
急いでさりげなく通り過ぎようっと。

レジではフィリピン人らしき奥さまが注文を済ませたところ。

ふと、彼女が旦那さまを不安そうにちら、と見てから店員に向きなおった。

… and two chocolate biscuits, please.

…って、伝染ってるしっ???
ΣΣΣ( ̄ロ ̄lll)

わたしぶったまげ、
旦那さま ぶっち切れ

Those are “cookies”!
NOT “biscuits”!

「『ビスケット』じゃないっ!『クッキー』だろっ!」
と、店内にとどろく旦那さまの怒声。
怒りのあまりか、立ち上がってる。

ひええええ、怖いよう~。

びっくりして振り返った奥さんが
「でも…、でも…」とわたしの方向に目を泳がせる。
えええ、そんなあ。わたしのせい?(泣)

何考えてんだ!見ろっ、メニューにだって
『クッキー』ってはっきり書いてあるだろう?!
それが どうしていきなり
『ビスケット』になるんだっ!?

むきむきの腕をのばしてメニューを指差し、奥さまに向かってキレながら、
でも、背中からはこっちに向けて
『お前だ、お・ま・え!!!』 ビーム びしばし。

―(T∇T)→ グサリ
はい。ごめんなさい。
わたしに言ってるんだよね。
でも、下手に発言してもこじれそうなので、去るね。
悪気は無かったのよ~。

そそくさと退場して駐車場に戻り、
「あのね、今ね…」と店内でのことの展開を邪鬼に報告。

でかした!
アメリカ人をひとり、イギリス英語に改宗させたか!
ふはははは!

笑ってる場合じゃないんだってば。
あかの他人に夫婦喧嘩させちゃってるっていうのに。

クッキーって、つくづくはた迷惑・・・(ノ_<。)

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