チョコレートでできたカラフルな卵やウサギが
イギリスの店先を占め始めたら、
もうすぐイースター。
キリスト教の『復活祭』の日です。
復活祭とは
復活祭とはイエス・キリストが十字架から降ろされて
埋葬された三日後に復活したことを祝うもので、
キリスト教ではクリスマスに並び重要な祭日。
この復活に至るまでの受難の三日間は特別に、
“Good Friday”
“Holy Saturday”
“Easter Day”
と呼ばれます。
ちなみにイースターは
『春分の日(3月21日)のあとの最初の満月の次の日曜日』
とされているので、年により日にちが変わり、
2009 年は4月 12 日がその日。
たまごとウサギ?
Easter egg(卵)と Easter bunny(兎)で祝うのは、
それぞれが復活と生命の象徴だから。
ウサギのほうは比較的あたらしいようですが、
たまごをきれいに飾って祝うのは
イギリスでは中世にはすでに風俗として定着していました。
1290 年にはエドワード1世がイースターに人々に下賜するために
450 個ものゆで卵を染めて金箔で仕上げさせたとの記録もあるそうです。
楽しみ方
クリスチャンでなくても、これは子どもたちにとっては楽しい時期。
まず Easter holiday で学校が2週間お休みになるのを皮切りに、
たまごがらみの遊びで盛り上がります。
- 殻をカラフルに塗ってその綺麗さを競う
Egg coloring/ decorating - 転がしてレースを楽しむ
Egg rolling - どちらかが割れるまでぶつけ合う生き残りゲームの
Egg tapping/ jarping - 庭に隠したイースター・エッグを探す
Easter egg hunt
…などが学校や教会や地元の団体などで催されるほか、
クリスマスにプレゼントを交換するように、
イースターにはイースター・エッグ
(殻があざやかに彩られたゆで卵や、たまご型のチョコレート)
を交換するのも子どもたちにはたのしみ。
どこのお店でもかわいらしいイースター・グッズを売っているけれど、
どうせなら Easter egg kit で
「何が入っているかお楽しみ」
な自分だけのオリジナルチョコたまごを作ったり、
個性的なデコレーションを工夫したいね。
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