英語人の驕り(2)

おまえが日本語しゃべってみろ~っ!

英語は世界共通の国際語なんだから、
ボクがマイナー言語の日本語を学ぶ必要は無し
すでにバイリンガルな君が英語を上達させるべきで、
会話の全責任は君にある

でたっ。
英語至上主義

唖然。

こういうことを本気で言われると、
もう怒りを通り越して、
ただ、裏切られた脱力感と虚無感いっぱいになります。

あまりに情けなくて、涙があふれる。

わたしみたいな準バイリンガルな人間には、
配偶者と第二言語でしか会話できないというのは
かなりな精神的負担。

その、コミュニケーションに付随した負担を
こちらに丸投げした挙句に、
責任までも全なすりつけ。

そして、それが当たり前だと思っている、
その、英語人の感覚には、ただ、驚愕。

いまさら大英帝国でもあるまいし

日本人と結婚して 10 年、日本滞在暦5年超で、
日本語は挨拶しかできないなんて、
すごく恥ずかしいことだと思うけどね。
尊大を絵に描いたようで。

『郷に入っては郷に従え』って、
とても大切な姿勢。

世界はイギリスを中心に回っちゃいないのよ。

これまでにも英語至上主義の人には会ったことはあるものの、
日本人と結婚し、日本に暮らす
自分のパートナーがこうだと逃げ場がない。

パートナーの言語を学ぶ気がないのって、
突き詰めれば、
『相手を知りたい・相手の文化を理解したい』という気持ちの欠落
そして『相手に対する愛情』の欠落じゃない?

どうしても、そういった見下されてるような感が払拭できない。

マイナー、メジャーの問題じゃないでしょ。
例えば邪鬼がどこかのジャングルの部族出だったら、
わたし、ぜったいその言葉を勉強したよ
でも、君は
イギリス人と結婚したわけでしょ???

・・・まるで 通じてませんね・・・

困ったことに、こういう人間を助長する日本人も少なくない。

例えば日本の某大手英会話学校。
「英語を話せるように!」はいいと思うよ。
向上の姿勢は素晴らしいし、
多言語を学ぼうという積極性や好奇心はいいのだけれど。

でも。このひとたちの CM のニュアンスは、
「在日の外国人くらい
英語で助けられないのは恥ずかしいよ」

・・・って・・・ おいっ (-_-メ)

何かが違ってやしませんか???

だからウチのみたいな
「世界中の人間が英語にかしずくべき」
勘違い人間がさらにつけあがるんだよ(怒)

日本語の地位確立のために今日も邪鬼とバトル。

夫婦も言語も、歩みよりだよね?

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