ガイ・フォークス・ナイト

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昨日、11 月5日ガイ・フォークス・ナイト
Guy Fawkes Night)でした。

別名をボンファイヤー・ナイトともいい、
イギリスではハロウィーンはあまり祝われない代わりに、
この日は盛大に盛り上がります。

わたしの初ガイ・フォークス・ナイトはロンドン在住時。
「あれ。そういや今日はボンファイヤー・ナイトだっけ」
と邪鬼に近所の公園に夜連れ出されました。

ガイ・フォークスの巨大ボンファイアーふだん空いてる公園は、ひどい人ごみ。
ビール片手に酔っ払ってるのや 踊ってるのやがたくさんいて、あちこちから ぴゅぅ~う、パン!パン!と花火の音。

寒い冬の夜中だというのに、この一帯、人々の熱気でまるで湯気が立ちのぼってるよう。
中央寄りには大きなボンファイヤーが、ぱちぱちと暖かそうにはじけてる。

なんか、年末のカウントダウンの野外パーティーみたい。

今日は ボンファイヤーと花火の日 なんだ。
ガイ・フォークスってやつの人形を
火にくべてのお祝いさ。
なんで?
ガイってのは、むかし、11月5日に
爆薬を持ち込んで国会議事堂を爆破しようとした
やつなんだ。それでこういう祝い方をするのさ。

へえ、さすがイギリス。
国会議事堂爆破を目論んだ人物をたたえて
後々までこんなドンチャン騒ぎだなんてねえ。

アナーキーな国だなあ
と改めて感心するやら納得するやら。

わたしにとって2回目のボンファイヤー・ナイトは、
その 10 年後にあたる去年。
地域の大学のグラウンドで花火のディスプレイがあると聞いて、
こどもを連れて行きました。

はじめはボンファイヤー・・・とはいっても
きれいに木組みができてるわけでもなく、
木材系 ゴミ が山積みになった上に
ガイのワラ人形らしきものがぽいっと投げ置いてあるだけ。

着火され、めらめらと大きくなる炎。

ガイさ、祝われてるというより
火あぶりの刑みたいだね。
そういう意味じゃないの?

んっ?

なんで、ヒーローを火あぶりに?
国会議事堂を爆破しようとしたやつが
どうしてヒーローなんだよ!?

双方びっくり。

ああ、また。
よくあるウチでのすれ違い。

Guy Fawkes Night は、
彼の勇気ある行動をたたえる日』じゃなくて、
彼の計画が未然に防がれたことを祝う日』だったんだね。

わたしは 10 年間勘違いしたまんまだったのかい

で、調べてみました。

ガイは1605年11月5日の『火薬陰謀事件』のカトリック教徒の一味のひとり。
これは、カトリック弾圧に不満をいだく一味が当時の国王ジェームズ一世および国会議員を一挙に殺害するために開院式に合わせて国会議事堂爆破を計画したもので、彼は上院議院の地下に大量の火薬を運び込んだ実行犯とされている(諸説あり)

計画は、開院式当日に地下室で爆薬が見付かったことで未遂に終わった。

この政府転覆が未遂に終わったことを祝い、この日は1859年までは祝日にも指定されていた。

いちおう花火残念ながら今日では祝日も解除されてふつうの日だけど、こどもたちには絶好の花火の口実として いまも楽しまれているんだね。

しかし・・・イギリスに来て実感した、日本の花火の素晴らしさよ。
あれは胸をはって誇れる日本の技術だったんだなあ。

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