イギリスの図書館

ウチら夫婦は本大好き
イギリスにいたころは、よく二人で
本屋さんで一日中読書にふけってました。

あちらの人は堂々としたもの。
好きな本を手に取ると、そのままカーペット敷きの
床の上に座りこんで、すっかりくつろいでいます。

気の利いた本屋になると、座り心地の良いソファまで用意されてて、
立ち読み推奨?状態。
ここはいったい図書館?書斎?な雰囲気。

これじゃ、
商売にならないだろうに… (^◇^;)
(↑ と思うこと、イギリスでは多いです)
さすがだ、イギリス。

が、気付くとわたしも出産。
乳児を抱えては本屋にもゆっくり行けず、
出産後は図書館を利用することに。

でも・・・。
授乳・オムツ換え・昼寝に追われ、ページが全然すすまない。
毎日 「明日読もう」 と思いつつ、ずるずると借りっぱなしに。

そんなある日、邪鬼が、

あれ、図書館の本、返したっけ?

ぎく・・・

・・・まだ・・・。
え~、(ケチな)さくららしくない。
高くつくよ?
何の話???
延滞料金 に決まってるじゃん。

げっ Σ( ̄ロ ̄lll) ?!

イギリスでは図書館の本の延滞にお金がかかる
とは知らなんだ・・・。

図書館の本を延滞すると、だいたい1冊ごとに10p(約20円)/日。
しかも、催告通知を送付するのにかかった費用まで
請求されるというシビアさらしい。

知らないよ、そんなの。
先に言ってよね、もう~。

と言うと、日本ではペナルティがないことに逆にびっくりされた。

ええっ?!
ペナルティが無いなら、
返す必要ないじゃん!

なぜ、そうなる?

でも、紛失したら弁償なんだよ。
それだってさ、延滞がタダなら、
『紛失した』って断言しないで、
『延滞します』って言い続けて
『永遠に延滞』しちゃえばいいんじゃん!

・・・こいつに日本の図書館カード渡すのヤバいかも。

罰金制度があるからそういう思考経路になるのか、
それともそういう人間が多いから罰金の必要性があるのか?

邪鬼は日本人の自発的な道徳心に感心し、
わたしはペナルティという発想に感心しました。

ちなみに、返却が期限に間に合いそうになかったら、
電話で延長が出来るそうです。
そういう大事なことは早く言って~~~。

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