ご主人様

10月22日(日)の朝日新聞の記事、
『夫は「主人」?呼称で激論』 読みました?

「夫婦は対等なはずなのに、夫を『主人』と呼ぶのはおかしい」
という投書に対する反響が大きくて、改めて取り上げたみたいです。

ほかにも同じように感じて困っている人が多くいるとわかってちょっとホッ。

わたしも結婚前は、
奥様方が「主人が・・・」と言うのを、
(日本語の奥ゆかしさは、美しいなあ)
なんて、のんきに聞いていた一人。

結婚したら、自分もああ言うようになるんだなあ・・・
なんて信じていました。

がっ。
日本に帰国し、いざその段になると…
抵 ・ 抗 ・ 感

実際に自分が口にする段階になって、
改めて、言葉の意味を実感したというか。

個人名・うちの・パートナー・旦那・相方・パパ・夫…など、
『主人』を使いたくなければ逃げ道はある。

でも困るのは、そういう逃げが使えない、
目上の方にご挨拶するときなど。

『主人』 は使いたくないけれど、
マナーをわきまえていない/常識知らずだと
レッテルを貼られるかもしれない。

「だから、国際結婚なんかする奴は…」
とは絶対言われたくないし。

・・・とやむなく無難な『主人』を使っていたら、
ある日、邪鬼がそれに気付いた。

邪:「さっき、ボクのこと、『しゅじん』って言ってた?」
さ:「うん」
邪:「『しゅじん』って?」

自分の husband って意味と、主従関係で上にたつ人間、
masterという意味があると説明。

案の条、大ウケされ、

すっご~!
ボクって、Master? My Lord?
やっぱ日本っていいよねえ~。
女性がいまだ自主的に
ビクトリア朝的な地位に甘んじてるんだね!
ね、ね、もう一度『主人』って呼んで?

(わたしの『主人』アレルギーは、最近の度の過ぎた
言葉狩りの流行に影響されているだけなんじゃ。
『Political Correctness(ポリティカル・コレクトネス)』という
ファッションに躍らされているだけじゃないのか?)
・・・なんていう心の雑音は、その瞬間ぶっ飛んだ。

呼んでたまるか。

その日以降『主人』は封印。
邪鬼なりのやめさせ方だったのかも?
(わたしはポジティブ・シンカー)

ちなみに、その記事によると、旦那様が呼んで欲しいのは

夫の呼称:夫希望は・ 主人…48%
・ だんな(さん)…11%
・ 夫…11%
・ ウチの(人)…9%
・ お父さん…7%
・ 名前で…7%
・ その他…7%

で、実際に奥様が目上の話し相手に使う、旦那様の呼称は、

夫の呼称:実際・ 主人…68%
・ 夫…16%
・ だんな(さん)…6%
・ お父さん…3%
・ その他…3%
・ 名前で…2%
・ ウチの(人)…2%

なんだって (日本言語研究所アンケート)

やっぱり『主人』がだんとつ主流ですねえ・・・
やば。

少数派だけれど、アンチ『主人』でがんばろうっと。

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