超人気の大ヒットTVコメディシリーズ Only Fools and Horses 。
BBCの 『ベスト・コメディ』投票 でも だんとつ1位 に輝いた。
イギリスのワーキングクラス (労働者階級)のコメディで、トロッター家がくりひろげる抱腹絶倒の珍事件の数々に笑いがとまりません。
ちなみに題名の Only Fools And Horses (Work) は、
『あくせく働くのは、バカと馬のすること』という意味で、
イギリス人の一般的な労働観(…とは邪鬼談なのであしからず)。
あらすじ
しっかり者の兄デル・ボーイ(David Jason)は小さいころから両親がいなくて、歳の離れたちょっととぼけた弟ロドニーの面倒をみることに。じっちゃんという保護者はいたもののあまり頼りにならず、デル・ボーイがその商才(?)とたくましさで、大黒柱として一家を支えるはめになります。
このデルがくせもので、大金持ちを夢見るあまり “dodgy gear” (あやしげな品/やばい物)がらみの やばい儲け話 ばかりもってくる。そしていつも、『うまい話には穴がある』・・・の典型的な展開に(笑)
見どころ
あこぎな商売人のようでいて、どこか抜けていて憎めないデルがめっちゃいい。
あこぎに憧れるだけで、なりきれない人の良さ(?)がにじみ出てるでしょ?
脇役もいい味出しています。
トリガーはお決まりのセリフがあるのだけれど、くるぞくるぞとわかっていても、いつも笑わされちゃう。「デイヴにちなんで、ロドニーって名前にするってよ」なんかは数日尾を引いて大変だった(笑)
あくの強いロンドン訛りコックニーで、イギリス流ギャグが テンポよくぽんぽん飛び交うのは 爽快!
明るく直球勝負のアメリカンコメディと違って、イギリスコメディは世をひねた皮肉系・・・いいねえw
あなたは『イギリス英語上級者』?
ただ、残念ながら日本マーケット向けのものは出ていません(涙)
日本人受けしそうな設定だけにとっても残念だけど、言葉遊びやイギリス文化をふまえたギャグが多くて、オリジナルの雰囲気を壊さずに翻訳するのはたしかに相当難しい。
わたしも、いまだに邪鬼が解説してくれないとわからないことだらけ。これを解説/字幕無しで観られたら、あなたは間違いなく イギリス英語 + イギリス文化の上級者 です。
「あくせく働くのは、バカと馬だけ~♪」って歌っちゃう、テーマソングの明るいノリとその感覚も、いいのよ~
わたしの一押し!
のイギリスのTVシリーズ。
詳しいことが知りたければ、BBC の Only Fools And Horses のページ を覗いてみてね。
わたしはこの間やっと コレクターズ BOX セット を買いました~!
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