話し合いは建設的に

夫婦で重大な決断について話し合いをするときってありますよね?

決定的な「これだ!」というものがあれば楽なのに、
重大な決断をくださなければいけないときに限って、
いろいろな不安要因や不確定要素が頭のなかで飛び交うもの。

自信をもって決断したはずなのに、
なにかのはずみで簡単に気持ちが揺らいで、
悶々と不要に悩むということは多いもの。

自分たち二人だけならともかく、
特に子どもや老親・・・と他の人間がからむと余計に複雑。

せっかく一度は決断を下しても、
「これで本当によかったんだろうか・・・」と
くよくよ悩み続けるはめに。

この手の悩みには『正解』 がないから、難しい。

そんなとき、ウチではこれ 『Pros and Cons』

1) 「得るもの・失うもの」リストアップ
選択肢それぞれについて、
それを選んだ場合の得るもの・失うものを、
お互い相手に見せずに紙に書く。
2) 「譲れない度」配分
そのなかで「これだけは譲れない!」要点をピックアップ。
『譲れない度』 に応じて持ち点 10 から点配分。
3) バトル・すり合わせ
リストを交換し、ひとつずつつき合わせ。
「これは●で対処しよ。これは■まで譲歩するから」と、
意見交換して『ずれ』を潰してく。

「そんなこと」とバカにしがちな単純な方法だけど、
これ、すごく効率がよくて効果的!

紙に書き出して視覚的に共有できるリストがあると、
感情的になったり非論理的になったりと、
論点がずれていって何を話し合っているのか
分からなくなるということが防げる。

この話し合いの方法を導入してからは我が家では、
堂々巡りの時間の浪費 と、
その挙句の喧嘩別れということがめっきり減りました。

リストを紙に書き出して、ひとつひとつ
対処方法/譲歩限界点/折衷案も書き込んでつぶしていくと、
いろんな頭のなかのことが整理できる・・・
たいていの場合、なにか再発見があります。

理路整然と整理できているつもりでも、
自分の頭の中って意外と混沌としているものです。

なにより 『納得』 も 『説得』 もしやすいし、
お互いの視点が明確に
なる。

そこまで突き詰めた結果だと、万一それでこけても、
「その当時ではベストの選択だった」
と、くよくよしないで気持ちを切り替えやすいのが何よりいい。

わたしはリストは保存しておいて、つらい時に見ます。
「これでよかったんだ」って再確認のため。
ちょっとした精神安定剤になるのもメリットのひとつです。

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