外国人が日本で住まいを探すことの難しさについて。
ひとに言わず、封印 していた思い出がある。
簡単にはいかないだろうと覚悟して臨んだものの、
予想以上のシステマティックな差別に耐え切れず、
住居探しを諦め+日本に嫌気が差して
イギリスに引っ越すはめになった過去。
日本移住を考える国際結婚カップルがきちんと心構えができるように、
邪鬼とわたしが体験した
日本の不動産業界で外国人が
(運が悪ければ)ぶち当たるであろう壁の数々を紹介します。
不動産屋A(1軒目)
TV で CM も流しているクリーンなイメージの某大手。
駅・コンビニ至近、日当良好、2LDK、築1年のマンションという
優良賃貸物件に目をつけ、内覧させてもらった。
家賃は予算5千円オーバーだけど、間取りと立地が申し分なく、
邪鬼が一目惚れ。
一応1日の猶予をもらったものの、
翌日にはふたりでその物件の申し込みに行く。




何か空気が変だなと思いつつ、
長たらしい用紙に住所や年収などを書き込んでいく。
その間担当者は無言。
ああ、やっと4分の3書き終わった
と背筋を伸ばしていると

外人じゃ、審査とおりませんからね。
はい?


外人じゃ、
審査以前にはねられます。
ムダですよ。
わたしの隣には、何も分からずにこにこ座っている邪鬼。
それを 今 言うか。
本人を前に、よく差別発言できるな(本人分かっちゃいないけどさ)
こんな態度の不動産屋とはお付き合いしたくないという気持ちと、
公然とした差別にやっぱりショックで、
用紙をそのままに、
「えっ、なんで?なに?」な邪鬼の腕をつかんで
その店を後にすることに。
まだわたしもその手の経験が浅かったのと、
時間におされていたのとで闘う気持ちにはならなかった。
数日落ち込んだけれど、
気持ちを切り替えて家探しを再開する。
(4軒目まで追ってリポートします)
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