日本に永住するか海外に移住するか、
もう決めました?
居住国って、どうやって決めてますか。
収入の良い安定したお仕事についている人なら、
そのお仕事に合わせて住む場所が制限されるので、
迷うこともそうないかもしれないけれど。
でも。数年ごとに契約が切れてしまい
「さあ、次はどこに賭けよう?」と
漂うライフスタイルの我が家には、
「どの国に住もう?」は
コンスタントに憑いてまわる、悩みナンバーワン。
移住先を決めるとき、基本的には、チェックポイントの
- 治安
- 医療・衛生
- 教育
- 生活水準
- 為替
- 文化の違い
を総合的にみればいいのだろうけど、
それでもなかなか悩むところ。
海外移住組が少なかった昔にくらべて
今は日本人も世界各国に散らばっているし、
このインターネット時代、
現地の生活模様ブログなどから現地情報も簡単に手に入るので、
「住んでみないと分からない」度は以前ほど深刻ではないけれどね。
でも。
国際結婚となるともうひとつ大きな要素もからんでくるので、
これがなかなか難しい。
国際結婚家庭が移住先を選ぶ際に気をつけなければいけない重要事項。それは、
- どちらかの母国に移住
片方が我慢し、もう片方がフォローにまわる - 第三国に移住
双方が我慢し、“お互い様” 精神で乗りきる
という、ライフスタイルの
不公平感のバランス調整。
片方だけに一方的に負担がかかる生活では、どうしてもひずみが生じる。
例えばウチのケース:
- イギリスに移住:
邪鬼 … 家族至近+自国で勝手がわかり、全てにおいて楽
さくら … 家でも外でも英語で疲弊・日本の物が入手困難・子どもが英語しか話せなくなる可能性大で、家の中での居場所がなくなる(自分の子どもと英語でしか会話できなくなるのはあまりにも寂し過ぎる)・帰る実家が無いため、一度出たら二度と日本に帰国できない可能性大 - 日本に永住:
邪鬼 … 日本語全然ダメで、ひとりで行動できずストレス。でも、英語のものは手に入りやすく、英語表記や英日二ヶ国語放送の番組もそこそこある。外がストレスでも、家の中は英語圏なので逃げ場がある
さくら … 自国で勝手がわかり楽 - 第三国に移住:
邪鬼+さくら … 勝手がわからないけれど、二人とも外国人なので、共同戦線がはれる。が、家の中は英語で外も英語といったケースが多いため、邪鬼に有利
もちろんこの他にもビザの申請の煩雑さや滞在期間の違いなど、
国籍がらみの法律や手続きの手間や費用といった
実務的な問題も考慮する必要あり。
そんなこんなで、ウチは今は日本在住。
先々は第三国に移住する可能性も捨てきれなくて、
ウチの今の段階での最優先事項は
『子どもの日英バイリンガルの基盤を築く』に。
経済的にはベストな選択ではないけれど、
とりあえずは子どもの日本語の基礎がしっかりかたまるまでは
日本にいようということに大喧嘩のすえ落ち着いた。
でも邪鬼も最近では日本の生活に疲れ気味で、
「もう、こどもたちの日本語しっかりしてるよね?」
と探りをいれてくる。
こりゃ、今度の話し合いの争点は、
「『日本語の基礎がしっかり』って、どのレベル?」
だな~
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