子どもに学校を休ませるか

「こどもに学校を休ませて
旅行に行くのはありか?」

が、BBC で議論されていました。

Yes 派は3人の子持ちのママ、対する No 派は
あまり説得力が無くてママに押され気味の学校の先生。

まるで自分たちの夫婦喧嘩を見ているよう。
日本在住時、これで何度バトルしたことか。

イギリスの小学校にこどもを行かせるようになった今、
邪鬼との感覚の違いに納得。

イギリスには、
こどもに学校を休ませることについて寛大な親が多いです。

わたしと邪鬼ママとの間でも、

姑:「お隣さん、帰省で小学校を1ヶ月休ませる許可を取ったのよ」
さ:「うわあ。(1ヶ月とは)本当ですか」
姑:「まったくねえ。昔は許可なんて必要無かったのに」

・・・という、
とっても噛み合っていない会話が交わされた記憶が。

こちらは小学校の登下校に大人が付き添うのが普通なので、
「付き添い面倒くさい」と、
親の気分で学校を休ませることもあるらしい。

もちろんそんな人ばかりではないけれど、
そういった行為に眉をひそめるひとは日本ほど多くはなく、
一般的に受け入れられている感がある。

そういう感覚では、
遊びに・旅行に行くのに休ませるのに
抵抗があるわけがないよね。

そんなイギリスで育った邪鬼からみたら、
台風で傘もさせない 暴風雨 だったり、
車を出すのに一苦労なほどの 大雪 な日でも
「登校しろ」と連絡網がまわってくる
『学校至上主義』の日本
異常だったに違いない。

冗談じゃない。休ませろ!
でも
『どれだけ遅れてもいいので、
安全を見はからって来て』

って言ってるし…。
何でそこまでして
学校に行かせにゃ
ならんのだっっ!?

は定番のやりとりだった。

本音を言えばわたしとしても、
ひどい悪天候のなかこどもを行かせることに
疑問を感じてはいたのだけれど。

でも当時は、
『学校は登校するもの』との植え付けられた強迫観念
には逆らえなかったのと、
自分が 『日本人的感覚』 の擁護者にならねば
この家庭は収集がつかなくなる
との妙な使命感?から、
バトルするしかなかった状態だった。

実は今朝この論議がBBCで放映されたのは、
「金曜日にこどもを休ませて4連休にしたい」邪鬼と
「ダメ」というわたしで討論している最中で。

悪天候のケースは今後ゆずるとしても、
『遊び』で休ませるのは・・・と
まだ躊躇してしまうわたしは堅いのか?
でも以前ほど抵抗を感じない…。

あああ、いけない。
最近しっかりイギリス人化されてきている・・・ orz

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