イギリスの小学校は、9月始業の7月終業。
夏休みの開始をもって学年度が締めくくられます。
7月中旬にはいり、学校もあと2日を残すのみ。
あ~、よくぞ1年を無事に乗り切ったなあ…
と胸をなで下ろしていたある日。
八重が下校してきてわたしに聞いた、
八:「ママ、プレゼント買ってくれた?」
私:「プレゼント?なんの?誰に?」
八:「先生に」
私:「そんなん買うわけないでしょう」
八:「でも、みんな先生にプレゼントをあげてるよ」
よくよく話を聞いてみると、イギリスの小学校では
学年末に先生への感謝の気持ちをかたちにして、
生徒がそれぞれ先生に贈り物を渡しているとのこと。
えーっ。State school(公立校)だよ。
先生たちは公務員じゃあないんでしょうか?
しかしマズイどころかどうやら恒例らしく、八重によれば、
クラスの大部分がすでに贈り物を渡し済み。
しかも、先生たちは教室でプレゼントを受け取るとその場で開けて
「うわあ。アン、素敵なワインをありがとう」
「ジョン、美味しそうなチョコレートね!」
だのと、他の生徒たちの目の前でやってくれるらしい・・・
なんじゃ、そりゃー
7月は「先生へのギフト!」が店頭を飾る。高そうなブランドの豪華なものをあげてるひとがたくさんいた…と、肩身の狭い思いでシュンとしてしまってる我が娘。
デリカシー無いなあ。
そんなことすりゃ他の生徒には無言のプレッシャーになるくらい、分かるだろうに…と感じてしまうのはやっぱり日本人的感覚なんだろうか。
とはいえ、たしかにウチは今年、担任にはお世話になっている…。
どーしよー???
大急ぎで家捜ししたら、未開封の和小物を発見!
それで急場をしのいだ。
Thank you カードは手作り。
八:「カードがかわいいと先生に褒められた~」
と喜んで帰ってきたのでセーフ。
あとで聞くところによると、高級なエリアだと
£100 単位の商品券とかも当たり前にあるそうな。
なんだかねえ…。
というのは、去年の話。
今年は、今週がその季節でした。
前回は、イギリスの小学校生活 1 年目だったのと、
たまたま家に贈り物になるような小物があったのとで
先生にプレゼントしたけれど・・・
今回はカードだけでいいよね?と、こどもに手作りさせる。
こういうのは感覚的にどうもねー。
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