業界をわらう

前から賛否両論ある Turner Prize (ターナー賞)が
今年もまたニュースに。

ターナー・プライズとは、イギリスが誇る
Tate(テート美術館)が毎年主催する美術賞。
4人の芸術家がノミネートされ、
彼らの作品はターナー賞展にて展示される

・・・のだけれど、

「奇をてらっただけじゃないか!」
「これの何が芸術?」
「ふざけている」

と批判される作品も多く、何かと話題になることが多い。

で、“Taking the piss” と今年の槍玉にあがっている作品が
これ クリックで飛びます

ぎょろ目で 16 回まばたきする毎に、
バケツにじょろじょろ放尿する裸体像。

「おしっこ」は英語で “piss” という(他にも表現方法多数)のだけれど、
イギリスで割とよく使われる英語表現で
“take the piss”
というのがあって、「おしっこをする」と訳しそうだけれど実際には
「バカにする/悪ふざけで他人をあざ笑う」
みたいな意味。

・・・というわけで、この “take the piss” そのまんまなこの作品は
現代美術界における何でもありな風潮を風刺した
挑戦的な作品ともとれる。

そして、こちら は今イギリスで小中学生に大ブレークしてる曲。

ありがちなラブポップ調のキャッチーなサウンド。
聞き流しかねない
が、歌詞を聞いてこける。

犬はワンと吠え、猫はニャーと鳴く。
鳥はピィとさえずり、ネズミはチュー。
牛はモー、カエルはゲコッ、そして像はパォンと叫ぶ。
アヒルはグアッグアッ、魚はブクブク、アザラシはオウッオウッ。

でもひとつだけ誰も知らない鳴き声がある。

キツネは何と鳴くんだ?!

リンリンリ、リ、リ、リンリリン?
キツネは?!
パ、パ、パ、パパ、パパパオ?
キツネは?!

2番はもっとナンセンス。

・・・そうだよね。
オノ・ヨーコじゃないけどさ、ほんと、いまどきのポップの歌詞って、
メッセージ性も何もあったもんじゃない。

今は業界をわらうアートが流行る時代なんかな。

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